介護施設の種類・サービスと役割4 【グループホーム・小規模多機能施設】

介護の仕事に就きたいと思いながらも、求人情報を見ていると、色んな種類の介護施設があることが分かります。ですが、その施設がどんなサービスを提供し、職員がどんな役割を果たしているかを知らずには選ぶ事はできません。

ということで、今回は【グループホーム・小規模多機能施設】の2つの施設を簡単に解説します。

グループホームの役割とは

正式名称は「認知症対応型共同生活介護」と呼ばれています。
要支援2、または要介護度1~5と認定されている方が対象で、認知症の患者であることも入所の条件です。

ヘルパーのケアを受けながら、家庭的な雰囲気の場所で、住まいとして暮らしてもらうのが特徴の施設です。
可能な範囲で入所している方が、料理を作ったり、家事を行ってもらうので、どちらかといえば自宅に近い状態で、過ごしてもらいます。

ですので、職員の仕事内容は、あくまで入居者のサポートです。

グループホームはそもそも、医師はもちろんですが看護師も常駐しておらず、医療支援は最低限となります。

そのため重篤者は入所できませんので、ほんわかしているような施設になります。

また、夜勤などもあり勤務時間は17:00~9:00くらいが多いそうです。施設の規模によりますが1人体制のところが多いようです。

小規模多機能施設の役割とは

別名では「小規模多機能ケア」とも言います。
一人ひとりの地域での暮らしを継続させるために、通い(デイ)だけではなく、泊まり(ショートステイ)や自宅への支援(ホームヘルプ)、住まい(グループホーム)などを一体的に提供する取り組んでいる施設です。

つまりは介護の複合施設といった特徴があるところです。
高齢者一人ひとりの在宅生活を24時間365日連続的に支えるため柔軟性を持って対応しています。

働く側としては、こちらも柔軟性を持って働く必要があるため、気遣いや精神力がいります。

ただ柔軟性ゆえに、受け入れ人数を少なくしている施設もありますので、1人の職員の負担が減っている施設もあります。

では次項に就きましても、別の介護施設の種類を見ていこうと思います。

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