介護施設の種類・サービスと役割3 【デイサービス・福祉用具貸与/販売】

介護の仕事に就きたいと思いながらも、求人情報を見ていると、色んな種類の介護施設があることが分かります。ですが、その施設がどんなサービスを提供し、職員がどんな役割を果たしているかを知らずには選ぶ事はできません。

ということで、今回は【デイサービス事業・福祉用具貸与/販売事業】の2つの施設を簡単に解説します。

デイサービス事業の役割とは

正式名称は「通所介護事業」と言います。
午前9時頃から午後3時30分頃まで、在宅の高齢者を預かり、サービスを行う事業です。

主に昼食や入浴、送迎、そういったものを補助するのが仕事の内容となります。
ですので、こちらに来られる方は、介護度が比較的低い方です。

故に話し相手や散歩のお手伝いといったことも仕事の1つになります。

近頃は介護保険導入されたため、単独のデイサービスも増えましたが、多くの場合は特養を併設させたり、別のサービスと共同でしていることもあります。

2級ヘルパーなどの有資格者募集もありますが、デイサービスは制度上、無資格未経験の方でも、出来る仕事です。
やる気があれば、問題なく働ける施設です。

福祉用具貸与・販売事業の役割とは

名前の通り福祉に関するものを貸し出したり、販売する業務です。

車いすや介護用ベッド、歩行器、介護用おむつ、ポータブルトイレなどの販売をしているわけですが、これも特養との併設している場合もあります。近頃は単独型の店舗も増えてきました。

ただ、この仕事を事業とする場合は、「福祉用具専門相談員」という資格を持つ従業員が必要です。
他の介護の仕事とは若干毛色が違います。

専門員には、介護福祉士や看護職、理学療法士などの有資格者か、40時間の厚生労働省指定講習修了者がなれるのですが、元々営業職の方には就きやすい業務かもしれません。

では次項に就きましても、別の介護施設の種類を見ていこうと思います。

次ページ:介護施設の種類・サービスと役割4 【グループホーム・小規模多機能施設】

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