介護の仕事に就きたいと思いながらも、求人情報を見ていると、色んな種類の介護施設があることが分かります。ですが、その施設がどんなサービスを提供し、職員がどんな役割を果たしているかを知らずには選ぶ事はできません。
ということで、今回は【居宅介護・訪問入浴】の2つの施設を簡単に解説します。
居宅介護サービス事業の役割とは
別名は「訪問介護サービス事業」といいます。
通称は「ホームヘルプサービス」と呼ばれます。
名前の通り、家庭に入っていき、1対1で介護をする業務内容です。
ですので施設の方で働くというよりは、出張サービスみたいなものです。
ホームヘルプには主に「滞在型」と「24時間巡回型」の2つがあります。
滞在型は1時間から3時間くらい利用者の家に上がり込んで、介護サービスとともに、掃除や食事の支度など、さまざまなサービスを提供する仕事です。
言わば介護サービス+家事サービスみたいな仕事です。
次に24時間巡回型というのは、1件20、30分で、実働8時間の間で次々と利用者を回り、おむつ交換や安否の確認などを行うサービスです。
この2つが「ホームヘルプサービス」と言われますが、近頃の求人は、「滞在型」の方が多くなっています。
訪問介護と居宅介護の違いは?
これはよく聞かれることなんですが…実際、わかりにくいので解説します。
訪問介護は介護する方法のことです。介護士などが字の通り自宅に訪問して介護をします。
居宅介護は介護の形態のことです。施設介護の反対語みたいなものです。施設介護⇔居宅介護。
訪問介護・訪問看護・訪問リハビリ・訪問入浴などを広くカバーする言葉です。
訪問入浴サービス事業の役割とは
湯沸かし器を搭載した訪問入浴車で、利用者宅を訪問して、寝たきりの方々に入浴をしてもらうサービスです。
3~4人のチームで、1日5~7件程度の利用者宅を訪問する仕事ですので、やる仕事と言えば、浴槽の組立作業、入浴補助が主です。
故に体力が結構いる仕事ですし、協調性がある方ではないとやや厳しい仕事といえます。
ただ、この仕事が楽しすぎてハマってしまう方もいらっしゃいますので、「誰かの役に立ちたい!」と思われる方には、非常に良い仕事といえます。
では次項についても、他の介護施設の種類を見ていこうと思います。