経験の活かし方とアピール方法!介護士の転職について

今後高齢化社会が日本では、本格化します。誰しも慣れ親しんだ自宅で老後を過ごし、自宅で亡くなりたいという思いがありますが、病気になったり、体が自由に動けなくなったり、自分の介護をしてくれる人がいない場合はそうもいきません。

そこで今から10年ぐらい前に介護保険という制度ができ、もし自分の身の回りが自分ですることができなくなったら介護度に応じて、介護保険の支援サービスが使えるようになりました。

たとえば脳内出血や脳梗塞で脳血管性認知症になったとします。今まで自分の足で歩き、自分で食事をとれていた高齢者が、この病気をきっかけに様々なことが自分でできなくなり、家族や介護士の介護が必要になったとします。

こういう時にもし自分の家族が、身内が同じような病気になり自分なりに介護をした経験があれば、介護士として働くときに自分が介護した経験が役に立ちます。

脳血管性認知症となり、だんだん自分のことができなくなり、いらだつ高齢者の介護をしたとき、暴れたり、暴力をふるわれそうになったとき、どのように対応したらいいのかを自分の経験が、いろいろなシーンで活かし方があります。

身内の苦労を見て、介護した経験を生かして、全然違う業界で無資格・未経験でも介護士を目指して、介護士に転職する人もたくさんいます。

確かに介護の仕事は汚い仕事も多いですし、夜勤もあれば生活が乱れがちになるし、何よりも体が自由に動かせない高齢者の介護をするのだから体力もいります。

しかし今後高齢者が増えるのは確実ですし、人と人がダイレクトに触れ合うお仕事なので、やりがいがあります。

そんな時に身内に介護したことのある介護士なら、かなりのアピールポイントにもなりますし、高齢者との触れ合いもしやすいかもしれません。

転職する場合、やりがいを求めてとか、もう少し人と触れ合い、人の役に立ちたいと思っている人は、介護業界はそんな気持ちをフルに生かせるお仕事です。

ちょっとした感謝の気持ちや、やさしさで自分も生きていく力をもらうことができるのです。