『送迎スタッフ・運転手』『調理師』って資格はいるの?

デイサービスで働く職員

デイサービスの求人、もしくは仕事内容に関心はあるけど、どのような施設なのか不安な人もいるかと思います。今回から数回に渡ってデイサービスの職員の仕事内容について解説していきます。今回は「送迎スタッフ・運転手」「調理師」についてです。

デイサービスがどのような施設かの概要はこちらをご覧ください。

スポンサーリンク

送迎スタッフ・運転手の仕事とは

デイサービスでは送迎があるため車を運転するスタッフ・運転手が必要になります。

小規模のデイサービスでは介護職員や看護師も車の運転をしていますが大規模のデイサービスとなると送迎専門の職員がいます。

送迎運転手の働く時間は?

送迎専門のスタッフは、朝の7時から10時ごろと、午後の3時前から5時過ぎまで働くことが多いです。
運転のみの仕事の場合は上記の約4時間のみ働き、他の仕事と兼務している場合は様々な仕事を受け持っています。

身体に障害のある人を介護しながら

多くの場合、ワゴンタイプの車で利用者の家まで送迎をします。
5人から6人の利用者を送迎します。

身体に障害があったり、具合が悪い利用者がほとんどなので一人ずつ介助をしながら家まで送り届けます。

送迎の運転手に資格は?

スタッフが募集される場合、介護経験の有無は問われませんが、ヘルパー2級などの資格は持っていると採用されやすいです。

送迎のみの業務だと、利用者と関わる時間が少ないため、短期間で利用者の特徴や家の位置、送迎範囲を覚える必要があります。

また、送迎の車も様々です。5人乗りの普通車タイプだけでなく大型バスがあるデイサービスもあります。そのため、求人によっては大型自動車免許が求められる場合もあります。

いずれの場合にせよ、運転技術が求められるため、車の運転に自信があることが第一条件になります。

報告されている問題点

送迎する方の住宅や道路・歩道がバリアフリー化してない為、乗降時に苦労する事があるようです。移動中の道の段差や凹凸等で車体が揺れることで体調を崩す高齢者もおられます。急変した時や、排泄をもよおした場合にトイレに向かうが障害者用トイレが設置されていない場合などに困ることもあるそうです。

緊急時(体調の急変・交通事故等)の対応は各施設によってマニュアル化してあるそうですが、バリアフリー化は市や県の協力が不可欠で、解決にはまだまだ時間がかかりそうです。

 

調理師の仕事内容は…栄養面やアレルギーを考慮した食事作り

利用したいという人の中には食事のことを心配している人もいます。
偏食だけどなじむかどうか、アレルギーに対応してもらえるのか、嚥下が難しく誤嚥性肺炎が心配という人もいます。

そのような細かな希望に対応するため大規模なデイサービスでは調理師がいることがあります。

料理師の資格は必要ないけど…信頼の為には準備したい

調理師は管理栄養士や栄養士などの公的な資格を持っている場合もあれば無資格の人もいます。高齢者になると、必要になる栄養素も変化していくため、量は少なくても栄養がバランスよくなるように工夫する必要があります。

また、嚥下が困難なら刻んだりとろみを加えたりと個別のメニューを作る必要があります。

必ずしも必要な資格ではないのですが、利用者の高齢者の方たちの為にも、しっかりとした知識を持った状態で調理師としての仕事に臨めるのがベストですね。

体力勝負なところがある

大規模なデイサービスとなると職員も合わせて100人規模の食事を作る必要があるため、体力の必要な仕事と言えます。

小規模なデイサービスになると、専属の調理師は必ずしも必要ではありません。
例えば、栄養士と介護職員を兼務するなど複数の仕事を行う調理者が必要となります。

また、別の会社に食事を依頼したり施設のスタッフが順番に作る場合もあります。

数年前までは、運ばれてくる食事は冷めていることがありおいしいとは言えませんでしたが、現在では直前まで温かい食事となるように工夫されています。

 

運転手と調理師、2つの仕事の概要はつかめたでしょうか?
では、続いて介護士・看護師の仕事の内容をお伝えします。

タイトルとURLをコピーしました