介護士への転職と言っても、特に未経験の人は、何となく体を拭いたり、お風呂にいれたり、食事をさせたりといった介護サービスを提供することが仕事、そしてサービスを提供する相手は高齢の人が多いというイメージくらいしか沸かないことも多いかと思われます。
例えばユニフォームひとつとって見ても、何となくエプロンを着用しているイメージはあるけれど、白衣の人もいるような気もします。
どれが正しいのでしょうか?
介護士のユニフォームにおいては、とにかく動きやすい恰好、そして清潔感がある格好が正解となります。
施設によってはユニフォームを採用しているところもありますが、ほとんどのところは私服勤務可能です。白衣であっても、それが動きやすい、介護サービスを提供するのに支障ない衣服であれば問題はありません。
ただし感染症予防のために、ユニフォームを着用したまま出勤してそのまま働くのはNGですし、逆に私服であっても、着替えを済ませないまま、そのままの格好で勤務先から自宅に帰るのもNGです。
エプロンの着用も、やはり施設によって異なります。特に食事介助や入浴介助など、衣服が汚れたり濡れたりする場面においては、後のことを考えエプロンを着用することが多いです。
またデイサービスなどの通所系施設では、利用されている方と一緒に食事を作ることも多いため、エプロン着用が義務付けられていることもあります。
介護士として転職することを考えている人の中には、アクセサリはどうなんだろうと気にされる方もいるかもしれません。アクセサリに関しても、基本的には施設により異なるのが正解です。ただし、多くの施設では、シンプルな指輪のみ、あるいは目立たない程度のピアスのみ認めているけれど、それ以外は不可能なところが多いです。
そもそも介護をするために、派手なアクセサリをつけている必要はありません。また認知症の方は、きらきらしたものや、イヤリングのように不規則に動くものに、とても興味を持たれます。
介護している途中に、認知症の方にイヤリングを引っ張られて介護職がケガをしたケースも実際にありますから、やはりそうした観点からもアクセサリはつけない方が良いです。
初めての方や、無資格・未経験で介護士を目指す方は、介護のあらゆることが気になるのも当然です。転職後、気持ちよく働くことができるためにも、気になることは面接時や、転職サイトなどで担当してくれるキャリアコンサルタントの方に、色々聞いておくことがおすすめです。