メンタルケアが重要!介護士の転職

介護施設の種類や経営者の方針によっては、メンタル的に厳しい介護の職場があります。特にサービス残業ばかりで一向に給料に労働時間が反映されない場合、介護士をしながらの日常生活自体が危機にさらされる状況もあるでしょう。

私が実際に働いていた介護ヘルパーでは、後から思い返して、酷い時で1日に16時間ヘルパーとして働く日が1週間に3日あり、他の3日も12時間ほど働いてました。残り1日も次の日の仕事のために職場に連絡しなければいけないという全く休みの無い状況で、半年後に家族の助けがあり、何とか転職に踏み切れた……という恐ろしい事がありました。

今考えてみても、まともな職場ではありません。それなのに、半年間働いていました。

このようにあまりにも生活自体が厳しくなって来ると、転職のエネルギーすら出てこないものです。
私が訪問介護ヘルパーとして利用者のお宅に訪れた時、実行したケアを帳面に記入し、同じように職場の事務所にある帳面に記入していました。それを誰かから伝え聞いた私の母は、その私が記入している帳面を”奴隷日記”と呼んでいたと聞きました。

まさに奴隷状態です。介護士もこうなると、誰かの助けが必要になります。
毎日利用者の食事を、訪問するたびに何食も何食も作って行くと、実際に自分の食事を準備するだけの気持ちが湧いてこなくなります。

そんな訪問介護の仕事の状況が続いたせいで、微熱が続くことがあっても休みが取れず、1週間たった時にそういう場合坐薬で熱を下げるのだと上司に言われていました。
病気のケアも必要でしたが、まさにメンタルケアが必要でした。

ひどい上司ですよね…
もし、あなたが過酷な労働をしているのに、文句も言わずに働いている状態だとすれば黄色信号です。

今の職場で労働時間が長すぎる・理不尽だと感じているにも関わらず、転職するエネルギーが湧かない方がいるならば、外部から何らかの助けが必要な方だと感じます。メンタルケアと言う言葉もありますが、要するに自分を助ける方法を外部から持って来る事が大事なのだと思います。

そこまでの必要がない方であっても、転職には普段よりエネルギーが必要な事は確かです。特に今の職場で人間関係で厳しい状況にある方であれば、自分の気持ちが擦り切れてしまう前に転職を決断する事も大事です

私は、自分の事を守ってくれもしない上司や職場に対して、自分自身を守る事が必要だと考えています。そのために職場以外にも良い人間関係を持っておくようにすると、いざという時に自分を助けるエネルギーになるでしょう。

また、転職は1人の力でやるのは労力の割にうまくできないことを経験しています。職場を変えようと思い自力で転職をしようとしましたが、結果に納得できる転職ではありませんでした。介護士から介護士への転職なので、そんな難しくないと思ったんですけどね…

2回目の時は友人のオススメされたので介護専門の転職エージェント(転職サイト)を使ってみました。転職時の面倒くさい段取りや手続をサイト登録時に担当になったキャリアコンサルタントの方が手伝ってくれるので、自分の労力は少なく満足度の大きい職場へと移ることができました。