関心が集まる【認知症ケア専門士】。資格勉強には論述対策も。

介護には様々資格がありますので、本カテゴリーでは各資格の簡単な特徴などを解説していきます。

介護分野では、最近認知症についての関心が広まっています。
前回も高齢化で重度訪問介護従業者の需要が増えると話しましたが、今回話する認知症ケア専門士も需要が増えていく資格の1つでしょう。

増えていく認知症に対して求められる認知症ケア専門士

平成19年度厚生労働科学研究費補助金研究分担報告書によると、認知症の方は増加傾向にあり、2010年を基準とすれば、2035年には1.8倍の445万人になると予想しています。

高齢者のみでなく若年性の認知症も増えていることもあり、うまくケアができる介護スタッフが求められています。

ただ認知症は様々な種類がある上に対応が難しく、ただ介護職で働いているだけでは対応がなかなかうまくいきません。

そのような認知症のある人に対応できる専門職を養成する目的で認知症ケア専門士が生まれました。

認知症ケア専門士の試験には面接と論述がある

この資格が他の資格と比べて異なる点は、二次試験で面接と論述が含まれる点です。
そのため、それ専用の対策をしていかないといけません。

筆記試験や実技試験と比べて面接や論述試験の対策は難しいと感じる人が多いかと思います。ですが、話すことは介護などの事に関することなので、しっかり勉強して知識を積み重ねていけば大丈夫です。

認知症ケア専門士の二次試験はグループディスカッションです。
介護や認知症に関わるテーマが出され意見を出し合います。

合格するポイントは

  • ①自分の意見を言う
  • ②専門職の立場から発言する
  • ③皆が話せるように配慮する

ということです。

介護の資格取得のためだけでなく実際の職場でも役に立ちそうなことですね。

特に気をつけるのは③の皆が話せるように配慮するということで、自分の意見ばかり言わずに、他の人にも発言を促したりすることが大切になります。

実際に認知症の人と関わる際も、自分の考えばかり言わずに相手の話を受け入れることも大切になります。

認知症ケア専門士に合格して介護の仕事に活かしていきたいものです。

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