良いデイサービスを選ぶ3つのポイントを紹介

デイサービスに通所するまでには?

最近は高齢化のためか、デイサービスの数も増えています。いざ、自分や家族が通うとなった場合、もしくは自分がそこで働くとなった場合、どういった基準で選べばいいのでしょうか?
今回は経営者・施設長/職員/口コミで見た基準を考えてみたいと思います。

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良いデイサービスの選び方1~経営者~

経営者や施設長ってそんなに会わないし別にいいのでは…

時々ニュースで「介護士が…」「経営が…」など不安なニュースを聞くこともあります。通所し始めたけど、経営が悪かったり、介護の質が悪い…そんなデイサービスは最初から避けたいですね。また、施設が潰れてしまっては大変!再度施設を探したり、手続きしたりと大変なので、やはり経営者や施設長などを見ることは大事です!

家族なら、良いデイサービスでのびのび暮らして欲しいと思うだろうし、利用者本人なら安心して通える所に行きたいと思うでしょう。勤めるなら、働きやすい環境が揃っているなど目的によって選ぶ基準は変わると思いますが、経営者という点にスポットを当てて良いデイサービスの基準を紹介します。

デイサービス経営者は有資格者か?

経営者がしっかりとしていないと会社全体が悪くなります。介護職員の質も左右されますし、雰囲気もトゲトゲしたものになりかねません。

まず、経営者が介護系の資格を持っているか確認をします。介護福祉士やケアマネ、社会福祉士、精神保健福祉士の資格を持っていれば介護に関する知識は持っていると判断できます。看護師の資格をもっていれば医療ケアの必要な利用者でも安心です。

デイサービス経営者の経歴は?

次に、どのような経歴かを確認します。経営者によっては、事務職など介護と関係のない仕事をしていて、いきなり経営者になった人もいます。そのような人は、会社の経営は得意かもしれませんが、介護に関する知識や経験は乏しいため、頼りになりません。

直接話ができれば最高!

できることなら経営者と直接話をします。理念や信念など立ち上げた目的を熱心に語れるひとであれば信頼できますが、お金の話ばかりする場合は要注意です。もちろん、大規模なデイサービスとかであれば、直接話すのは難しいかもしれませんし、事務的にお金の話しかする時間しかないかもしれませんが、会えれば見極めのチャンスです。

このように、経営者だけとっても見分けるポイントはいくつかあります。

 

良いデイサービスの選び方2~職員~

大規模なデイサービスとなると、施設長の目が行き渡りにくくなるため、ひとりひとりの職員の質が大切になってきます。また、介護を直接受ける職員だからこそ、どんな人かは気になりますよね。では、職員の良し悪しを見分けるポイントはどこにあるのでしょうか。

見学時に職員が挨拶をするかチェック

たいていの場合、一度は気になるデイサービスに見学に行くかと思います。その際、職員とすれちがった時にあいさつをするかどうかがポイントです。外部の人にあいさつする場合、職員同士でもあいさつをするために職員同士の関係は良好であることが多いです。

服装の乱れは施設の乱れ。

次に、服装を確認するようにします。デイサービスによっては決まった制服というものはなく、普段着で働いていることもあります。服が汚れていたり、あまりにも派手すぎる場合、職員の意識は低い可能性があります。また、爪が長すぎたりマニキュアが派手である場合も清潔感がなく、感染症が起こりやすいと言えます。そのような職員が1人しかいなくても問題のある職員が放置されていることを意味しているため、注意が必要です。

表情も確認するようにします。笑顔が多かったり、声が大きい場合は職場も明るい場合が多いため良いデイサービスと言えるでしょう。

このように、職員をよく観察することでデイサービス全体の良し悪しもある程度分かると言えます。

 

良いデイサービスの選び方3~口コミ~

続いて口コミを利用した判断について考えてみましょう。

デイサービス施設の見学で見えないこと

働いている職員を観察することで良し悪しを判別しようにも、一度の見学だけでは分からないことがあります。かと言って、何回も見学なんてできません。 その場合、他の観点として口コミを活用します。

口コミは信頼性が高い!

口コミを活用する理由として、生の情報ということがあります。 実際に通っている人の情報なのか、人づてなのかは分かりませんが、信憑性があります。 また複数の口コミ情報を得るようにします。 一人の口コミだと、その人の色眼鏡が入っているため、確かな情報とは言えないです。 何人かの口コミを聞いて、その施設の良し悪しを判断していきます。

ケアマネージャからの口コミはぜひ聞きたい

ケアマネや民生委員から情報を得る場合もあります。 これらの人々は様々なデイサービスを知っているため客観的に良し悪しを判断してもらえます。

ネットの情報はほどほどに

ネットを活用する場合もあります。 ただし、ネットの場合は生の情報は得られにくく、どんなサービスを行っているかなどのサービス内容を確認することに向いています。 意図的に嘘の口コミを流す人がいないとも限らないので、話半分程度で信じるようにしましょう。

このように、施設に見学に行くほかにも情報を得られる手段はいろいろとあります。 通うデイサービスが決まってしまうと、変更するのはなかなか大変なので事前にいろいろと調べておき、通うデイサービスを決めることが大切です。

 

ニュースで虐待の話題を聞くことも…危険予測し、安心と安全を

デイサービスで働きたい・通いたい・利用したいと考えるけれど、新聞やテレビを見ていると、デイサービスでの虐待や事故などが報道されて、心配して思い止まることががあります。 つい最近も介護施設での事件が報道されました。

老人ホームに入所する高齢女性の首を絞めて殺害しようとしたとして、大阪府警住吉署は19日夜、殺人未遂容疑で大阪市住吉区苅田の特別養護老人ホーム「さんらく苑」の介護職員の男(23)を逮捕した。同署によると、「誰かに止めてほしかったが、両手にどんどん力が入った」と供述しているという。

(産経WESTより一部引用)

家族の立場からすると、デイサービスで安全で安心に過ごしてほしいと思う人がほとんどでしょうし、働く場合も激務でイライラ→虐待へ…の心配があるでしょう。デイサービスの安全について考えてみましょう。

デイサービスの危険をどう予測するか?

現在、デイサービスの数はとても多く中には危険な環境である場合もあります。 利用するにしろ、勤めるにしろ、このようなデイサービスはなんとでも避けたいものです。 それでは、危険な環境とはどういうことでしょうか。 例えば、デイサービスに通いだしてからアザが増えたという口コミには要注意です。 入浴中の転倒事故が多い、他の利用者とのケンカが多い、職員からつねられるといった可能性があります。

デイサービスの運営会社のホームページをチェック

また、どんな会社なのか分からないけど、とりあえずデイサービスがある場合も要注意です。 デイサービスのホームページではなく、デイサービスを運営している会社のホームページを確認するといいです。運営会社のホームページが全く無い場合も警戒対象ですね。 経営基盤がしっかりとしていないと、毎年赤字が続いてしまいます。そのツケは直接お世話をする職員に行き、介護の質も低下してしまいます。

都会のビル間にある場合は避難経路も見よう

都会になると、場所柄ビルとビルの間に会社がある場合もあります。中には、消火装置がなかったり避難経路が確保されていない場合もあります。 実際に火事や地震が起こってからでは遅く、事前に確認するようにしましょう。 このような悪い環境のデイサービスは全体から見るとごくわずかで、自分の性分に合わないという理由がほとんどです。必要以上に心配することはありませんが、一応頭にいれておくようにしましょう。

なんとか介護職員の話を聞きたいところ

すでに働いている人と会話ができれば、色んな情報が入ってきます。 働きたい場合は職場の先輩としての意見を、利用する場合も施設の生の様子の話を聞けるので、難しくはありますが、現職員と話せる機会を作れれば作りましょう!

 

如何でしたか?大事な家族がデイサービスを通う時の判断基準を持てたでしょうか?ここに書いてあることが100%正しいわけではありませんが、これを指針として通所するデイサービス施設を選んでみては如何でしょうか?
ぜひあなた、もしくは利用する家族が納得できる施設を探してみてください。

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