カジノ型デイサービスってなんだろ?規制されそうだけど…この施設に意義はあるのか?

デイサービスブログ

デイサービスは、当サイトでも「どんな施設か?どんな人達が通うのか?どんな仕事があるのか?」と書いてきました。特徴的な富山型デイサービス児童デイサービスも解説してきましたが…世の中には、ユニークな高齢者デイサービスという物があります。

今回は、奇抜なサービスを提供するカジノ型デイサービスの話です。

カジノ型デイサービス

全国にどのくらいあるのか?まではわかりませんが、カジノ型デイサービスというのがあります。

えっ?デイサービスでギャンブル?
っと眉をひそめそうですが、運営している会社のサイトを覗いてみると、実際のお金を賭けたりすのではなく、施設内でのみ使える通貨を賭けて、ルーレットやバカラ・ブラックジャックなどでをプレイできるようです。他にパチンコ・スロット台やマージャン卓などもあります。
テーブルや施設の雰囲気などもかなり本格的な作りになっています。

認知症対策に効果的?

ゲームを楽しみつつも、やはり勝負事。非常に熱くなることで、脳に刺激を与えて認知症の予防になるとか。
デイサービスには、家族の都合でイヤイヤ来ている人もいるようですが、毎日楽しみに通所できるデイサービスとして、作った施設だそうです。
機能訓練としてストレッチをすることで、通貨がもらえたりするようで、うまくデイサービスとカジノを組み合わせた施設となっているようです。

問題点や社会との摺り合わせが難しそう…

ただ、この通貨って別途購入したりするのかな?どうなんだろ?
パチンコなんかは特にそうですが、依存症になってやめれなくなったり、熱くなりすぎて大損したりなんかすることもあります。
そこら辺の対策というか制限はどうなってるのか非常に気になるところです。

また、デイサービスということは利用料に介護保険が使われたりするとなれば、利用していない世代から見れば「税金で賭け事をしていいのか?」と思う人が間違いなくでるでしょうね。

ニュースでもカジノ型デイサービスの規制が報道

ヤフーニュースでもカジノ型デイサービスの記事がありました。
神戸市で初の規制という内容です。下記は引用です。

「カジノ型」デイサービス規制条例案可決~神戸市議会

毎日放送 2015年9月24日(木)19時39分配信

神戸市は全国で初めて、パチンコやマージャンなどを主なサービス内容とする高齢者向けデイサービスを規制する改正条例案を可決しました。

トランプゲームやスロット、パチンコやマージャンといった娯楽施設を備えた高齢者向けのデイサービス。

スーツ姿のディラーは、介護士です。

神戸市内ではこうしたカジノ型のデイサービスはまだ確認されていませんが、8月に久元市長は「利用者の依存性を助長する恐れがある」と規制する方針を発表しました。

「神戸市では全国で初めて条例を改正して、この種の『カジノ型』デイサービスは規制をしたい」(久元喜造神戸市長)

市議会は24日、遊戯サービスばかりを提供する事業所はデイサービスとして指定しないことなどを定めた改正条例案を可決しました。
全国初の条例は今月中に施行される見通しです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150924-00000045-mbsnewsv-soci

個人的には、カジノ型デイサービスで認知症の改善が進むかどうかは凄い気になります。社会的な意義、例えば自宅への閉じこもってしまう老人の方を外に目を向ける事、勝負事を通してかもしれませんが人とのふれあいの時間を作る事は、非常に素晴らしいと思うのですが…東京都のカジノを作る案すら実現してないですし、ギャンブルに悪い印象もある人も多いですから、規制がされるのもしょうがないのかな~っと思うところです。

団塊の世代が引退し、高齢化社会が進行している日本でデイサービスがどのように多様化していくか…注目です。

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