ショートステイの施設に、介護士が転職して働く場合にメリットとして考えられる事があります。
それは、ある程度の期間で利用者の出入りが行われるため、利用者間の派閥が出来にくい点です。
こうした事が「なんで転職した時のメリットになりえるのか?」と思えるかもしれませんが、実は転職してショートステイ施設で働く最初の日に、周囲に溶け込みやすいメリットがあります。
ショートステイの施設で働くメリットとして、長期型の入所施設に比べて、利用者を自宅に送り迎えする機会が多い事が挙げられるように思います。
これは利用者の日常に自宅での様子を見る機会になりますし、利用者の施設と違う側面が見られるでしょう。
またショートステイで働く介護士のスタッフの話を聞いていると、この送り迎えの運転の時間が良い気分転換になっていると言う方も多いように感じます。これについても、転職したての時期にすぐ運転を任される事はないかもしれませんが、確かに施設の中だけで居るより気分転換になると思いますので、メリットとしても良いのではないでしょうか。
他にもショートステイの利用者であれば、それほど重度の介護が必要な利用者が少ない施設もあると思われますので、長期の施設のように寝たきりの利用者が少なく、よりイベントを企画していきやすい部分もあると思います。これはデイサービスの仕事と重なる部分もあるでしょうが、介護士の仕事として見るとデイサービスに比べて夜勤がある分、夜勤手当がつくメリットがあるように思います。
ただショートステイの施設でよく見られるトラブルとして、利用者の持ち物を無くす事が挙げられます。ショートステイへの入所日に利用者の持ち物チェックを正確に記入してあれば、防ぐ事が可能なトラブルではありますが、利用者の入所時に持ち物をチェックしたスタッフが、出所時に休んでいる場合に問題が起きやすいです。
特に新しく転職して来た介護士がこの仕事をしなければならない場合に注意が必要です。多くの場合は新人のうちに持ち物のチェックを任される事は無いように思いますが、今知っておいたことでトラブルを回避できるなら嬉しいです。
様々な施設で経験を積む事は、確実にあなたの財産になるでしょう。ぜひチャレンジしてみて下さい。