ケアプランをつくる【ケアマネージャー】の仕事内容

介護には様々資格がありますので、本カテゴリーでは各資格の簡単な特徴などを解説していきます。

介護が必要な利用者にいきなり介護サービスが始まることはありません。
まずはどのような介護が必要かを検討したケアプラン(介護計画)が作成され、それに沿って介護が実施されます。そのケアプランを作るのがケアマネージャーです。
ということで、今回はケアマネージャーの仕事内容についてお話します。

ケアプランを考えるケアマネージャー

介護認定を受けた介護対象者に「いつ・どのようなサービスが・どのくらい必要か」という、ケアプランが作成されて、介護というサービスが実際に提供されます。

適切な量の介護サービスを組み込んでケアプランができる

例えば、ディサービスや特別養護老人ホームなどで行われる入浴サービスで考えてみます。

利用者が入浴したいからといって、毎日入浴サービスを提供することはできません。介護度によって受けれるサービスの量が決まっています。
また、当然ながら介護士が1日にこなすことができる入浴介助の利用者数は決まっていますので、多すぎると職員に負担がかかります。
月曜日と木曜日、火曜日と金曜日など一週間の間でバランスが取れるように、ケアマネージャーが必要なサービスを適切な回数だけ組み込んでいきます。

家族の負担を考えてのケアプラン

また、家族の負担も考えてプランを考えるのも大切な仕事です。利用者の介護度によって使えるサービスは変わってきます。要介護1の人より要介護度5の人の方が使えるサービスは多くなります。
訪問介護やディサービスなどのサービスを時間ごとや曜日ごとに組み込んで家族の負担を少しでも減らすようにします。

ケアマネージャーの資格を取得するために

このように、大切な仕事をケアマネージャーは行っていますが、資格を取得するためにはいくつかのルートがあります。
介護福祉士や看護師が5年の実務経験を経て試験を受験し合格したうえで研修を受けるとケアマネージャーの資格が取得できます。

最近はケアマネージャーの数も増えててきている

ただし、最近では有資格者が多いために必ずしもケアマネージャーとして働けるとは限りません。
1つの施設に1人から数人の有資格者がいれば良いため、資格保持者が余ってしまうという現状があります。

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